【お仏壇の買い替え】お布施の相場や処分方法など買い替えのポイントを解説

【お仏壇の買い替え】お布施の相場や処分方法など買い替えのポイントを解説

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さまざまな理由から生じる、お仏壇の買い替え問題。

「お布施の相場はどれくらい?」

「作法や手順はどうすればいいの?」

この記事ではそうしたお仏壇の買い替えのときの悩みを踏まえてポイントを解説します。

この記事の要点

  • どんなサイズや価格のお仏壇に買い替えても、ご先祖さまに失礼にあたることはありません。時期もいつでも大丈夫です。
  • 買い替え前に「本尊・位牌のサイズと数」「置く場所」「お寺との法要の段取り」の3点を確認します。
  • 開眼法要・閉眼供養のお布施は1〜3万円が相場という話もありますが、地域やお寺との関係で大きく異なります。
  • 古いお仏壇の処分は仏壇店への依頼が最も一般的で、費用相場は1万円〜10万円ほどです。

お仏壇を買い替えるのはどんなとき?よくある5つの理由

お仏壇の買い替えは、仏壇の老朽化、家の建て替えやリフォーム、引越しによるサイズの不一致、実家の仏壇の引き取り、子どもへの負担軽減などをきっかけに行われることが多いです。

お仏壇を買い替える際の理由は、きっかけとなるライフイベントなどによってさまざまです。

よくある理由を5つ紹介します。

仏壇が古くなった

既存の仏壇が古くなったので、仏壇を買い替えて、きちんと先祖を供養したいと考える方は少なくありません。

身内の方が亡くなられたことや法要に向けた用意の必要から、お仏壇に意識を向けはじめる方もいらっしゃいます。

家の建て替え・リフォーム

家の建て替えやリフォームをきっかけに、いままでの伝統的なお仏壇がお部屋の雰囲気に合わなくなったという理由で買い替えを検討する方もいらっしゃいます。

近年では自宅に仏間をつくらない場合が多いため、リビングや寝室に従来型の仏壇が馴染まず、買い替えを考える方が増えているのです。

仏壇のサイズが合わない

引越し先でこれまでの大きなお仏壇を置けなくなり、小さなお仏壇に買い替えるというケースもあります。

実家の仏壇を引き取る

実家が空き家になったのでお仏壇を引き取ることになったものの、サイズが大きいから自宅に置けないという方もいます。

この場合は本尊や位牌だけを残し、お仏壇だけ買い替えると考える家庭が多いようです。

実家の仏壇を引き取ってご自宅の仏壇と2つになる場合は、ひとつの家に仏壇が2つ。配置の注意点と1つにまとめる方法も参考になります。

子どものために

比較的時間やお金にゆとりのある親御さんが、子どものことを思って買い替えを考える場合もあります。

引き継ぐときに負担のかからない、家具調のものや小さなタイプのお仏壇が選ばれる傾向があります。

お仏壇の買い替えで感じる不安…本当に買い替えてもいいの?

お仏壇は、買い替えても問題ありません。

お仏壇の買い替えのときに、以下のような不安を感じる方もいるでしょう。

「お仏壇を既存のものより小さくすることは、ご先祖さまへの失礼にあたらないのか…」

「高価な仏壇を処分して安価な仏壇に替えるのは、ご先祖さまに失礼ではないか…」

「宗派に関する知識がないので、自分の判断で仏具を買い替えることに漠然とした不安がある…」

結論から言うと、どんなサイズや価格のお仏壇を選んでも、ご先祖さまに対して失礼に当たることはありません。

実際、現代の住環境などにあわせて多くの方が買い替えをしています。

お仏壇の買い替えに適した時期はいつ?

お仏壇の買い替えに特に適した時期や避けるべき時期はなく、いつでも大丈夫です。目安がほしい場合は、お盆やお彼岸、節目の法要に合わせるとよいでしょう。

さまざまな理由から買い替えが進んでいるお仏壇ですが、買い替えに適した時期はあるのでしょうか。

老朽化などにより買い替えを検討中で、買い替えを済ませるべき目標の日程が特にない場合は、お盆やお彼岸、節目の法要(三回忌、七回忌、十三回忌など)が一つの目安となるでしょう。

しかし一般的には、特に適した時期や避けた方が良い時期などはなく、買い替える時期は【いつでも大丈夫】です。

お仏壇の買い替え前に何を確認すればよい?3つのポイント

買い替え前に確認したいのは、「本尊や位牌のサイズと数」「仏壇を置く場所」「お寺との法要の段取り」の3点です。

お仏壇を買い替える前に確認しておいた方がいいポイントがあります。

以下の3点を確認したうえで買い替えの段取りを進めましょう。

本尊や位牌のサイズや数を確認する

まず、本尊・位牌のサイズや数は確認すべきポイントです。

大きなお仏壇から小さなお仏壇へ買い替える際、本尊や位牌のサイズや数を点検しておかないと、買い替え後に収納できない、あるいは窮屈になってしまう可能性があります。

一方で、同じくらいのサイズのお仏壇に買い替える場合は、本尊や位牌の他に、これまで使用していた仏具をすべて引き続き使うというケースもあります。

小さなお仏壇に大きな仏像や掛軸を入れたいという方には、仏壇の中の段を取り外せるタイプのものがおすすめです。

また、位牌がたくさんある場合は、買い替えを機に位牌を整理して本数を減らすのも良いでしょう。

基本的に三十三回忌がすでに済んだ位牌は、先祖代々の位牌にまとめてもかまいません。

仏壇を置く場所を確認する

次に、仏壇を置く場所を確認しましょう。

買い替えに向けて仏壇の置き場所を決めておけば、どんなデザインのものが馴染むかイメージも掴みやすく、購入時の助けになります。

置くスペースを採寸し、それに収まる仏壇を選びましょう。

お寺に法要の段取りを相談する

法要の段取りを相談することも大切です。

お寺さまと付き合いがある場合は新調仏壇には「開眼法要(お魂いれ、お性根入れ)」を行い、不要になったお仏壇には「閉眼供養(閉眼法要、お魂抜き、お性根抜き)」を行う必要があります。開眼法要(かいげんほうよう)は新しいお仏壇に魂を入れる法要、閉眼供養(へいげんくよう)は古いお仏壇から魂を抜く供養です。

最近ではお寺さまと付き合いがなく法要をしない方もいますので、最終的にはご自身のお気持ちで決めて問題ないでしょう。

法要をする場合は、お寺さまに相談して日程を決めましょう。

お仏壇の購入前に法要の目安を決めておくとその後のスケジュールが立てやすくなります。

たとえば、新調仏壇と古い仏壇が揃っている場合は、同日に行うことで、お寺から何度も法要に足を運ぶ必要がなくなるケースもあります。

ここまでの内容を、買い替えの流れとしてまとめると次のとおりです。

  1. 本尊・位牌のサイズと数を確認する:位牌が多い場合は、整理して本数を減らすことも検討します。
  2. 仏壇を置く場所を採寸する:スペースに収まり、お部屋に馴染むデザインを選ぶ助けになります。
  3. お寺に法要の段取りを相談する:お寺さまと付き合いがある場合は、購入前に法要の目安を決めておきます。
  4. 新しいお仏壇を購入する
  5. 開眼法要・閉眼供養を行う:新調仏壇と古い仏壇が揃っていれば、同日に行えるケースもあります。
  6. 古いお仏壇を処分する:最後には、古い仏壇に感謝を示すことが大切です。
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お仏壇の買い替えでお寺に渡すお布施の相場はいくら?

開眼法要・閉眼供養のお布施は、一般的に1〜3万円が相場という話もありますが、地域やお寺との関係性によって大きく異なります。お寺さまに来ていただく場合は、お車代を別に包むとよいでしょう。

項目 目安 注意点
お布施 1〜3万円という話もある 地域差やお寺との関係性で異なる。「4万円」は避けるのが無難
交通費(お車代) 5千円程度とも言われる お布施とは別の封筒に包む

前項で解説した「新調仏壇の開眼法要・閉眼供養」をお寺にお願いする場合、お布施の相場が気になる方は多いでしょう。

お布施については地域差やお寺との関係性、所得などによって大きな差がありますので、一概には言えません。

そのため、一般的には「1~3万円が相場」という話もありますが、それぞれのお家の事情などで異なります。

ただし、「4」という数字は好まれないため、「4万円」は避けた方が無難でしょう。

お寺によってはお布施の金額を公開している場合もあります。

また、直接尋ねてみるのも一つの方法です。

なお、お寺から自宅まで来てもらうことになりますので、お布施とは別に「交通費(お車代)」を渡すのもよいでしょう。

相場は「5千円程度」とも言われます。

交通費はお布施とは別の封筒に包むようにしましょう。

いずれにせよ、大切なのは“感謝の思いを示す”ことです。

無理のない範囲でお気持ちを用意しましょう。

不要になった仏壇はどう処分する?処分費用の相場

閉眼供養を済ませた古いお仏壇は、仏壇店に処分を依頼するのが最も一般的で、費用相場は1万円〜10万円ほどです。

処分方法 費用の目安 特徴
仏壇店に依頼する 1万円〜10万円ほど 最も一般的。お焚き上げ供養をしているお店もある
自治体の処分方法に従う 500円〜2,000円ほど(自治体によって異なる) 比較的安価に処分できる
菩提寺に相談する — 防災や環境配慮の観点から断られる場合も多い
不用品回収・リサイクル業者に依頼する — 閉眼供養が済んでいれば依頼しても問題ない

買い替えのときには、古い仏壇の処分もしなくてはなりません。

不要になった仏壇を捨てても問題ないかと心配される方も多いですが、納得したものを購入して、閉眼供養を行えば、処分しても構いません。

法要を行わない場合であっても、最後には古い仏壇に感謝を示すことが大切です。

処分の方法として、仏壇店に依頼をするのが最も一般的です。

お店によっては、お仏壇をお焚き上げ供養している場合もあります。

処分時の費用相場は1万円~10万円ほど。

その他にも自治体の処分方法に従って処分する方法があります。

自治体に依頼する場合は自治体によって異なりますが、500円~2,000円ほどと比較的安価に処分ができます。

また、菩提寺(お世話になっているお寺さま)に相談するという方法もあります。

ただし、最近では防災や環境配慮の観点からお断りされる場合も多いです。

閉眼供養が済んでいるのなら、不用品回収・リサイクル業者に依頼しても問題はありません。

空き家になった実家のお仏壇の処分は実家の仏壇、どうする?放置された古い仏壇の処分方法や費用、仏具の処分は不要になった仏具の正しい処分方法で詳しく解説しています。

買い替えても想いは引き継げる。ライフスタイルに合わせたお仏壇選びを

「仏壇は代々、引き継ぐもの」という考えに縛られる必要はありません。

大切なのは現代のライフスタイルにあわせて、誰もが負担なく引き継いでいけるお仏壇を用意すること。

買い替えても想いをつなぐことはできますので、自分の生活や環境に合ったお仏壇を選びましょう。

よくある質問

お仏壇を小さいものや安価なものに買い替えると、ご先祖さまに失礼になりませんか?

どんなサイズや価格のお仏壇を選んでも、ご先祖さまに対して失礼にあたることはありません。実際、現代の住環境に合わせて多くの方が買い替えをしています。大切なのは形や値段ではなく、故人やご先祖さまを想う気持ちですので、ご自身の生活や環境に合ったお仏壇を選んでいただいて大丈夫です。

お仏壇を買い替えるのに、適した時期や避けるべき時期はありますか?

一般的には、特に適した時期や避けたほうがよい時期はなく、買い替える時期はいつでも大丈夫とされています。目標となる日程が特にない場合は、お盆やお彼岸、三回忌・七回忌・十三回忌などの節目の法要が一つの目安になるでしょう。ご家庭の都合に合わせて決めていただければと思います。

買い替えの前に確認しておくべきことは何ですか?

主に3つのポイントの確認をおすすめします。まず本尊や位牌のサイズと数を点検しておくと、買い替え後に収まらないといった事態を防げます。次にお仏壇を置く場所を採寸しておくと、馴染むデザインを選びやすくなります。そしてお寺さまと付き合いがある場合は、法要の段取りを事前に相談しておくとスケジュールが立てやすくなります。

お仏壇の買い替えにかかるお布施の相場はどれくらいですか?

新調仏壇の開眼法要や、古い仏壇の閉眼供養をお寺にお願いする場合、一般的には1〜3万円が相場という話もありますが、地域差やお寺との関係性、ご家庭の事情によって大きく異なります。なお「4」という数字は好まれないため、4万円は避けるのが無難でしょう。お寺さままで来ていただく場合は、お布施とは別の封筒で交通費(お車代、5千円程度とも)をお渡しするとよいでしょう。

不要になった古いお仏壇は、どのように処分すればよいですか?

閉眼供養を行い、古い仏壇に感謝を示したうえであれば、処分しても構いません。最も一般的なのは仏壇店に依頼する方法で、お焚き上げ供養をしてくれる場合もあります。費用相場は1万円〜10万円ほどです。このほか自治体のルールに従って処分する方法(500円〜2,000円程度)や、菩提寺に相談する方法、閉眼供養済みであれば不用品回収・リサイクル業者に依頼する方法もあります。

お仏壇の買い替えは、どんな手順で進めればよいですか?

まず本尊・位牌のサイズと数を確認し、仏壇を置く場所を採寸します。お寺さまと付き合いがある場合は、購入前に法要の段取りを相談しておくとスケジュールが立てやすくなります。新しいお仏壇を購入したら開眼法要と閉眼供養を行い、古いお仏壇を処分します。新調仏壇と古い仏壇が揃っていれば、法要を同日に行えるケースもあります。

位牌がたくさんあるのですが、買い替えを機に整理してもよいですか?

はい、買い替えを機に位牌を整理して本数を減らすのも良いでしょう。基本的に三十三回忌がすでに済んだ位牌は、先祖代々の位牌にまとめてもかまいません。大きなお仏壇から小さなお仏壇へ買い替える場合は、本尊や位牌が収まるかどうかを事前に確認しておきましょう。

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監修者
仏事コーディネーター
川辺 一寛
京都生まれ、京都育ち、半世紀以上の歳月をこの地で過ごし、株式会社若林佛具製作所では四半世紀以上にわたって様々な業務に携わってきました。仏事コーディネーターおよび京仏マスターソムリエの資格を持っており、特に、寺院用の仏具を扱う寺院担当として、全国各地を回る貴重な経験を積んできました。そして今、『なごみ工房』の開設にあたり、これまでに学んだことを基に、様々な方々に対応し、新たな出会いを楽しみにしています。