【お仏壇の買い替え】お布施の相場や処分方法など買い替えのポイントを解説

【お仏壇の買い替え】お布施の相場や処分方法など買い替えのポイントを解説

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さまざまな理由から生じる、お仏壇の買い替え問題。

「お布施の相場はどれくらい?」

「作法や手順はどうすればいいの?」

この記事ではそうしたお仏壇の買い替えときの悩みを踏まえてポイントを解説します。

買い替えのさまざまな理由

お仏壇を買い替える際の理由は、きっかけとなるライフイベントなどによってさまざまです。

よくある理由を5つ紹介します。

仏壇が古くなった

既存の仏壇が古くなったので、仏壇を買い替えて、きちんと先祖を供養したいと考える方は少なくありません。

身内の方が亡くなられたことや法要に向けた用意の必要から、お仏壇に意識を向けはじめる方もいらっしゃいます。

家の建て替え・リフォーム

家の建て替えやリフォームをきっかけに、いままでの伝統的なお仏壇がお部屋の雰囲気に合わなくなったという理由で買い替えを検討する方もいらっしゃいます。

近年では自宅に仏間をつくらない場合が多いため、リビングや寝室に従来型の仏壇が馴染まず、買い替えを考える方が増えているのです。

仏壇のサイズが合わない

引越し先でこれまでの大きなお仏壇を置けなくなり、小さなお仏壇に買い替えるというケースもあります。

実家の仏壇を引き取る

実家が空き家になったのでお仏壇を引き取ることになったものの、サイズが大きいから自宅に置けないという方もいます。

この場合は本尊や位牌だけを残し、お仏壇だけ買い替えると考える家庭が多いようです。

子どものために

比較的時間やお金にゆとりのある親御さんが、子どものことを思って買い替えを考える場合もあります。

引き継ぐときに負担のかからない、家具調のものや小さなタイプのお仏壇が選ばれる傾向があります。

お仏壇の買い替えで感じる不安…本当に買い替えてもいいの?

お仏壇の買い替えのときに、以下のような不安を感じる方もいるでしょう。

「お仏壇を既存のものより小さくすることは、ご先祖さまへの失礼にあたらないのか…」

「高価な仏壇を処分して安価な仏壇に替えるのは、ご先祖さまに失礼ではないか…」

「宗派に関する知識がないので、自分の判断で仏具を買い替えることに漠然とした不安がある…」

結論から言うと、どんなサイズや価格のお仏壇を選んでも、ご先祖さまに対して失礼に当たることはあたりません。

実際、現代の住環境などにあわせて多くの方が買い替えをしています。

お仏壇の買い替えに適した時期とは

さまざまな理由から買い替えが進んでいるお仏壇ですが、買い替えに適した時期はあるのでしょうか。

老朽化などにより買い替えを検討中で、買い替えを済ませるべき目標の日程が特にない場合は、お盆やお彼岸、節目の法要(三回忌、七回忌、十三回忌など)が一つの目安となるでしょう。

しかし一般的には、特に適した時期や避けた方が良い時期などはなく、買い替える時期は【いつでも大丈夫】です。

お仏壇の買い替え前に確認すべき3つのポイント

お仏壇の買い替える前に確認しておいた方がいいポイントがあります。

以下の3点を確認したうえで買い替えの段取りを進めましょう。

本尊や位牌のサイズや数を確認する

まず、本尊・位牌のサイズや数は確認すべきポイントです。

大きなお仏壇から小さなお仏壇へ買い替える際、本尊や位牌のサイズや数を点検しておかないと、買い替え後に収納できない、あるいは窮屈になってしまう可能性があります。

一方で、同じくらいのサイズのお仏壇に買い替える場合は、本尊や位牌の他に、これまで使用していた仏具をすべて引き続き使うというケースもあります。

小さなお仏壇に大きな仏像や掛軸を入れたいという方には、仏壇の中の段を取り外せるタイプのものがおすすめです。

また、位牌がたくさんある場合は、買い替えを機に位牌を整理して本数を減らすのも良いでしょう。

基本的に三十三回忌がすでに済んだ位牌は、先祖代々の位牌にまとめてもかまいません。

仏壇を置く場所を確認する

次に、仏壇を置く場所を確認しましょう。

買い替えに向けて仏壇の置き場所を決めておけば、どんなデザインのものが馴染むかイメージも掴みやすく、購入時の助けになります。

置くスペースを採寸し、それに収まる仏壇を選びましょう。

お寺に法要の段取りを相談する

法要の段取りを相談することも大切です。

お寺さまと付き合いがある場合は新調仏壇には「開眼法要(お魂いれ、お性根入れ)」を行い、不要になったお仏壇には「閉眼供養(閉眼法要、お魂抜き、お性根抜き)」を行う必要があります。

最近ではお寺さまと付き合いがなく法要をしない方もいますので、最終的にはご自身のお気持ちで決めて問題ないでしょう。

法要をする場合は、お寺さまに相談して日程を決めましょう。

お仏壇の購入前に法要の目安を決めておくとその後のスケジュールが立てやすくなります。

たとえば、新調仏壇と古い仏壇が揃っている場合は、同日に行うことで、お寺から何度も法要に足を運ぶ必要がなくなるケースもあります。

お仏壇の買い替えでお寺に渡すお布施の相場

前項で解説した「新調仏壇の開眼法要・閉眼供養」をお寺にお願いする場合、お布施の相場が気になる方は多いでしょう。

お布施については地域差やお寺との関係性、所得などによって大きな差がありますので、一概には言えません。

そのため、一般的には「1~3万円が相場」という話もありますが、それぞれのお家の事情などで異なります。

ただし、「4」という数字は好まれないため、「4万円」は避けた方が無難でしょう。

お寺によってはお布施の金額を公開している場合もあります。

また、直接尋ねてみるのも一つの方法です。

なお、お寺から自宅まで来てもらうことになりますので、お布施とは別に「交通費(お車代)」を渡すのもよいでしょう。

相場は「5千円程度」とも言われます。

交通費はお布施とは別の封筒に包むようにしましょう。

いずれにせよ、大切なのは“感謝の思いを示す”ことです。

無理のない範囲でお気持ちを用意しましょう。

不要になった仏壇の処分方法。処分費用の相場

買い替えのときには、古い仏壇の処分もしなくてはなりません。

不要になった仏壇を捨てても問題ないかと心配される方も多いですが、納得したものを購入して、閉眼供養を行えば、処分しても構いません。

法要を行わない場合であっても、最後には古い仏壇に感謝を示すことが大切です。

処分の方法として、仏壇店に依頼をするのが最も一般的です。

お店によっては、お仏壇をお焚き上げ供養している場合もあります。

処分時の費用相場は1万円~10万円ほど。

その他にも自治体の処分方法に従って処分する方法があります。

自治体に依頼する場合は自治体によって異なりますが、500円~2,000円ほどと比較的安価に処分ができます。

また、菩提寺(お世話になっているお寺さま)に相談するという方法もあります。

ただし、最近では防災や環境配慮の観点からお断りされる場合も多いです。

閉眼供養が済んでいるのなら、不用品回収・リサイクル業者に依頼しても問題はありません。

買い替えても想いは引き継げる。ライフスタイルに合わせたお仏壇選びを

「仏壇は代々、引き継ぐもの」という考えに縛られる必要はありません。

大切なのは現代のライフスタイルにあわせて、誰もが負担なく引き継いでいけるお仏壇を用意すること。

買い替えても想いをつなぐことはできますので、自分の生活や環境に合ったお仏壇を選びましょう。

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監修者
仏事コーディネーター
川辺 一寛
京都生まれ、京都育ち、半世紀以上の歳月をこの地で過ごし、株式会社若林佛具製作所では四半世紀以上にわたって様々な業務に携わってきました。仏事コーディネーターおよび京仏マスターソムリエの資格を持っており、特に、寺院用の仏具を扱う寺院担当として、全国各地を回る貴重な経験を積んできました。そして今、『なごみ工房』の開設にあたり、これまでに学んだことを基に、様々な方々に対応し、新たな出会いを楽しみにしています。