お盆以外も使えます。コンパクトでおしゃれな盆提灯3選【卓上版】

お盆以外も使えます。コンパクトでおしゃれな盆提灯3選【卓上版】

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お盆は毎年訪れる日本の伝統行事です。

現代では、長期休暇のイメージが強いかもしれませんが、もともとは「ご先祖さまがあの世から帰ってくる期間」であり、先祖供養をする上で大切な時期でもあります。

住環境の変化から、昔のように広い仏間や、大きなお仏壇を持つ方も少なくなってきました。しかし、置く場所がないとしても、大切な故人を供養したいと思う気持ちは変わらないのではないでしょうか。

今回は、現代のライフスタイルにぴったりな、小さな卓上盆提灯をインテリア別に紹介します。きっとあなたのお部屋に似合う盆提灯が見つかるはずです。

盆提灯はなぜ飾る?

AKASHIの画像

お盆が始まる8月13日(一部地域7月15日)。この日、ご先祖さまは盆提灯の明かりを目印に精霊馬に乗って帰ってくるとされています。

盆提灯の淡くやさしい光を見ていると、故人と過ごしたいつかの夏を思い出し、懐かしい気持ちになる人もいるかもしれません。ちなみに、精霊馬は、夏野菜の代表であるキュウリとナスに割りばしや竹串を刺して作ります。最近では、いろいろな創意工夫が施された精霊馬も作られているようです。風習は時代とともに変化をして受け継がれていくのですね。

盆提灯はどこに置く?

伝統的な盆提灯は「仏壇の脇」「玄関」「軒先」の3か所に設置することが一般的です。

なお、初盆でははじめてご先祖さまが帰ってくるのだから、よく見ることができるように、軒先や玄関の外に出すことが多いです。1対(2個)で飾るのが基本ですが、最近は1個だけ用意する方も増えているので、予算やどこに置くかを踏まえ個数を決めましょう。

今回ご紹介するような小さな卓上タイプは、どこでも自由に飾ることができます。お仏壇や写真立ての横。そっと故人に寄り添うように盆提灯を置いてみてください。

インテリア別おすすめ盆提灯

盆提灯と聞くと時代劇ででてくるような伝統的なデザインを想像するも人いるかもしれません。しかし最近では、住環境の変化に伴い、家具のようなモダンでコンパクトなお仏壇が増えてきました。それに合わせ、盆提灯もたくさんのバリエーションのなかから選ぶことができます。

ここではお部屋のインテリア別に3つのおすすめ盆提灯【卓上版】を紹介します。いろいろあって迷ってしまう方は参考にしてみてくださいね。

style1 シンプルナチュラル

AKASHIの画像

やさしいフォルムの「AKASHI」使用されている無垢の台座はなめらかに仕上げられています。

AKASHI

ホワイトやベージュなどを基調とし、ナチュラルな木材が張られた床やリネンのファブリック。小さな植物を取り入れた質感を大切にしたインテリア。そんなお部屋には「AKASHI」がおすすめです。

オークの無垢材を使用した、シンプルでやさしいフォルム。すっと伸びる和紙でできた火袋の上には、伝統的な提灯で用いられる雲輪をかたどった真鍮が使われ、デザインのアクセントとなっています。また、LEDライトが使用されている電池式だから、自由に持ち運び可能。ミニマムな暮らしを心がけている方にも気に入ってもらえるはずです。

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style2 和モダン

ログの画像

ログ

和モダンとは、日本の伝統的な素材と現代的でスタイリッシュなデザインを組み合わせたスタイルです。畳や障子など日本ならではの住宅様式にモダンな洋家具をアレンジ。また、フローリングに和家具を合わせる和洋折衷なこのスタイルは、落ち着いたくつろぎある空間を演出できます。

「ログ」は立体手漉きと呼ばれる技術で筒型に成形した和紙に、楮(こうぞ)という植物の繊維を巻き付けてできた提灯です。その外観はどこか白樺の森を彷彿とさせます。また、台座で使用されているウォールナットの色は穏やかな印象をお部屋に与えるでしょう。

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style3 アジアン

花あかりの画像

シャープなデザインの「トレンタS」(右)はアジアンのほか、和室にもよく似合います。

トレンタS

バリやプーケットなどのリゾートのような、ラグジュアリーでリラックスしたスタイルです。ラタン(籐)や、木目のある木材など天然素材の素朴な風合いを残した家具に、大胆な色や柄のファブリックを合わせることが多いのが特徴です。

「トレンタS」はメープル材で作られた格子からこぼれる柔らかい光が、気持ちの緊張をほどいてくれるでしょう。そして、中に入れる強化和紙を差し替えれば、「白色」「抹茶」「藤色」「空色」の4色に変えることができるので、生活雑貨と組み合わせることができます。

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お盆が終わったらどうする?

AGASATOの画像モダン盆提灯の画像

盆提灯は、お盆の時期が終わると箱に片付けて翌年になるまで大切に保管します。なお、初盆で使用する白提灯はその年限りにするのが一般的です。保管せずにお焚き上げなどで処分しましょう。

また、現代的でコンパクトな提灯は、置く場所を変えて年中使用することができます。

お盆の時期は、お仏壇や手元供養を置いている場所に。それ以外は、ベットサイドやリビングのルームランプとして。場所や場面を問わないから、贈り物としても最適です。

盆提灯はお部屋に合わせて選ぶことができます。

もともとはお盆の時期にご先祖様を迎えるために用意された盆提灯。近年は仏間のある家も少なくなってきたこともあり、コンパクトな卓上タイプが好評です。

人気の品は、お盆までに売り切れてしまうこともあるので、早めに準備をして気に入ったひとつをみつけましょう。

インテリア別盆提灯【床置版】はこちら ▼

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監修者
仏事コーディネーター
川辺 一寛
京都生まれ、京都育ち、半世紀以上の歳月をこの地で過ごし、株式会社若林佛具製作所では四半世紀以上にわたって様々な業務に携わってきました。仏事コーディネーターおよび京仏マスターソムリエの資格を持っており、特に、寺院用の仏具を扱う寺院担当として、全国各地を回る貴重な経験を積んできました。そして今、『なごみ工房』の開設にあたり、これまでに学んだことを基に、様々な方々に対応し、新たな出会いを楽しみにしています。