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スペースがない場合は、片側だけに飾る・仏壇の脇に置く・コンパクトな仏花を選ぶ、のいずれかで解決できます。一対にこだわる必要はありません。
この記事では、3つの解決方法、ミニ仏壇に合う仏花の高さ、ボックスタイプという選択肢といった点を、京都で天保元年(1830年)から仏具を扱ってきた専門店の視点で解説します。店頭で実際によくいただくご質問9問にもお答えしていますので、気になるところからお読みください。
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3つの解決方法
お住まいの状況に合わせて選んでください。
- 片側だけに飾る:一対が基本ですが、ひとつでも差し支えありません。近年のコンパクトな仏壇では一般的です。
- 仏壇の脇に小台を置く:仏壇の中に入らない場合、すぐ横の台や棚の上に飾る方法があります。
- コンパクトな仏花を選ぶ:高さ10〜15cm程度の小ぶりな仏花なら、ミニ仏壇にも納まります。
ミニ仏壇に合う仏花の高さ
お仏壇の高さの3分の1程度を目安にすると、圧迫感が出ません。
- ミニ仏壇(〜40cm)→ 約10〜15cm
- 上置き仏壇(40〜60cm)→ 約15〜20cm
- 床置き仏壇(100cm〜)→ 約25〜35cm
ボックスタイプという選択肢
近年は、箱型のフラワーボックスのように省スペースで飾れる仏花もあります。倒れにくく、狭い場所でも安定して置けるのが利点です。
さらにくわしく
省スペースで飾る具体例
実際にご相談の多いパターンごとに、解決策をまとめました。
| お住まいの状況 | おすすめの方法 |
|---|---|
| ミニ仏壇で内部に余裕がない | 仏壇の手前や脇に小さな花を置く |
| マンションで仏壇がリビングにある | ボックスタイプで倒れにくいものを |
| 棚の上に仏壇を置いている | 棚板の空きスペースに一つだけ |
| 仏壇がなく手元供養のみ | 写真立ての横に小さな花を |
フラワーボックスという形
箱におさまった仏花なら、省スペースかつ倒れにくいのが利点です。
- 重心が低く安定している
- 花が飛び出さないため、狭い場所でも周囲に当たらない
- ほこりがたまりにくい
- 移動させやすく、掃除のときに便利
飾る場所を変えるという発想
お仏壇の中に入れなければならない決まりはありません。
仏壇の前の床、脇のチェスト、あるいは仏壇とは別の「祈りのコーナー」に置くご家庭もあります。手を合わせるときに目に入る場所であれば、それで十分です。
一つだけでも失礼にならない理由
一対で飾るのは、あくまで整った形とされているだけです。
住まいが変わり、お仏壇も小さくなった現代では、片側だけに飾るご家庭が大多数です。大切なのは形式より、日々お参りを続けることだと考えています。
賃貸・マンションでの工夫
集合住宅では、置き場所だけでなく音やにおいへの配慮も必要になることがあります。
- おりんの音:小さめの音のものを選ぶ、時間帯に配慮する
- お線香の煙:煙の少ないタイプを選ぶ
- お花のにおい:香りの強い花を避ける
- 水の処理:花瓶の水を流す場所を決めておく
造花やプリザーブドフラワーであれば、におい・水の処理の心配がありません。
リビングに置く場合の見え方
お仏壇がリビングにあると、お花は「インテリアの一部」としても目に入ります。
生活空間になじませたい場合は、お部屋のトーンに合う色を選ぶとよいでしょう。ナチュラルな内装なら白と淡い黄、落ち着いた内装なら紫を効かせるとまとまります。
とはいえ、供養のお花であることを忘れずに。あまりに華美な色合いは、時期によって場にそぐわないことがあります。
専門店からのひとこと
「うちの仏壇は小さいから、ちゃんとできていない」と気にされる方がいらっしゃいます。
そんなことはありません。住まいが変わればお仏壇も変わります。小さなお仏壇に小さなお花を供える——それはむしろ、いまの暮らしに合った自然な形です。
大きさや形式ではなく、毎日目に入る場所に、手を合わせる場所があること。それが何より大切だと考えています。
よくある質問
仏壇に花を置くスペースがありません。
片側だけに飾る、仏壇の脇の小台に置く、コンパクトな仏花を選ぶ、のいずれかで解決できます。一対にこだわる必要はありません。
ミニ仏壇に合う仏花の高さは?
10〜15cm程度が目安です。お仏壇の高さの3分の1程度にすると、圧迫感が出ません。
仏壇の外に花を飾ってもよいですか?
差し支えありません。仏壇のすぐ脇の台や棚の上に飾るご家庭も多くあります。
花を飾らないのは失礼ですか?
必ず飾らなければならない決まりはありません。ただしお花は五供のひとつとされるため、可能な範囲で供えられるとよいでしょう。
倒れにくい仏花はありますか?
箱型のフラワーボックスタイプは重心が低く安定しているため、狭い場所でも倒れにくくおすすめです。
フラワーボックスの利点は何ですか?
重心が低く倒れにくいこと、花が飛び出さず狭い場所でも周囲に当たらないこと、ほこりがたまりにくく移動させやすいことです。
仏壇の外に花を置くのは失礼ではありませんか?
失礼にはあたりません。仏壇の前の床や脇のチェスト、別の祈りのコーナーに置くご家庭もあります。
手元供養でも花を飾りますか?
お仏壇がない場合も、写真立ての横に小さな花を飾るご家庭が多くあります。決まりはありませんので、心地よい形でお選びください。
マンションで気をつけることはありますか?
おりんの音や線香の煙、水の処理に配慮が必要な場合があります。造花やプリザーブドフラワーなら、においや水の処理の心配がありません。
まとめ
スペースがない場合は、片側だけに飾る・仏壇の脇に置く・コンパクトな仏花を選ぶ、のいずれかで解決できます。一対にこだわる必要はありません。
この記事の要点をまとめます。
- お住まいの状況に合わせて選んでください。
- お仏壇の高さの3分の1程度
- 実際にご相談の多いパターンごとに、解決策をまとめました。
- 箱におさまった仏花なら、省スペースかつ倒れにくいのが利点です。
- お仏壇の中に入れなければならない決まりはありません。
- 一対で飾るのは、あくまで整った形とされているだけです。
- 集合住宅では、置き場所だけでなく音やにおいへの配慮も必要になることがあります。
仏花の作法は、地域やご家庭、宗派によって少しずつ異なります。この記事の内容と違っていても、ご家庭に伝わるやり方があれば、それがいちばん正しい形です。迷われたときは、菩提寺やご親族に一声かけてみてください。
なごみ工房では、京都・天保元年(1830年)創業の仏壇仏具専門店として、水替えのいらない造花・プリザーブドフラワーの仏花をご用意しています。品のある色合いとしつらえにこだわり、お仏壇に置くだけで整う花器セットです。お仏壇の大きさに合うサイズが見つからない、色合いを相談したいといった場合も、お気軽にお問い合わせください。→ 仏花(BUCCCA)の一覧を見る





