最終更新日:
公開日:
造花の仏花は「素材の質感・色合い・サイズ・花器・手入れのしやすさ」の5点で選ぶと失敗しません。とくに質感と色は、仏壇に置いたときの印象を大きく左右します。
この記事では、選び方5つの基準、サイズの目安、当店の仏花についてといった点を、京都で天保元年(1830年)から仏具を扱ってきた専門店の視点で解説します。店頭で実際によくいただくご質問9問にもお答えしていますので、気になるところからお読みください。
あわせて読みたい:仏壇に造花はダメ?宗派の考え方と選んでよい場合の基準/プリザーブドフラワーの仏花とは?生花・造花との違いとメリット/仏花の値段相場|スーパー・花屋・通販の違いと選び方
選び方5つの基準
この順に確認していくと、迷わず選べます。
- 素材の質感:光沢が強すぎるものは人工的に見えます。マットな質感のものを選びましょう。
- 色合い:白・黄・紫を基調にしたものが仏花らしくまとまります。原色に近い派手な色は避けます。
- サイズ:お仏壇の内寸に納まるか。花が大きすぎると圧迫感が出ます。
- 花器(花瓶):花器込みのセットなら統一感が出ます。仏壇の色調に合うものを。
- 手入れのしやすさ:ほこりを払いやすい形か。細かい造作が多いと掃除が大変です。
サイズの目安
お仏壇の高さの3分の1程度が、バランスのよい目安です。
| 仏壇のタイプ | 仏花の高さの目安 |
|---|---|
| ミニ仏壇(〜40cm) | 約10〜15cm |
| 上置き仏壇(40〜60cm) | 約15〜20cm |
| 床置き仏壇(100cm〜) | 約25〜35cm |
当店の仏花について
なごみ工房のBUCCCA(ブッカ)シリーズは、京都の仏壇仏具専門店として、品のある色合いとしつらえにこだわってご用意しています。花器とセットになっているため、置くだけで整った姿になります。
さらにくわしく
素材による質感の違い
造花の素材はいくつかあり、見え方が変わります。
| 素材 | 質感 | 価格帯 |
|---|---|---|
| ポリエステル | 光沢が出やすい。安価なものに多い | 低 |
| 布(コットン系) | マットで自然。上質に見える | 中〜高 |
| プラスチック | 硬さが出る。屋外向き | 低〜中 |
| アーティフィシャルフラワー | 生花に近い精巧なつくり | 高 |
お仏壇に置くなら、マットな質感の布系やアーティフィシャルフラワーが品よく見えます。
写真だけで選ぶときの注意
通販では実物を確認できないため、次の点をチェックしてください。
- サイズが明記されているか:高さ・幅の記載を必ず確認します。
- 花器が付属するか:写真に写っている花瓶が別売りのことがあります。
- 複数角度の写真があるか:正面だけでなく、横や後ろも確認できると安心です。
- お仏壇に置いた写真があるか:実際の大きさの感覚がつかめます。
一対で揃えるか、一つにするか
予算とスペースで決めて構いません。
一対で揃えると左右対称になり、格調が出ます。ただしお仏壇が小さい場合は、一つでも差し支えありません。近年はコンパクトな仏壇に合わせて一つだけというご家庭も増えています。→ 仏花の本数と一対の考え方
買い替えの目安
色あせ・型崩れ・ほこりの蓄積が目立ってきたら交換時です。目安は3〜5年ですが、置き場所によって差があります。
直射日光が当たる場所では、1〜2年で色あせが進むこともあります。
避けたほうがよい造花の特徴
次のような造花は、お仏壇に置くと安っぽく見えがちです。
- テカテカと光沢が強い
- 色が原色に近く、鮮やかすぎる
- 茎のワイヤーが透けて見える
- 花びらの形が均一すぎて機械的
- 接着剤のあとが見える
実物を見られない通販では、拡大写真があるかどうかが判断材料になります。
置いてからの調整
買ったあと、少し手を加えるだけで見え方が変わります。
- 花の向きを整える:正面がお参りする人を向くように。
- 高さに差をつける:茎の入れ具合で、中央を高く外側を低く。
- 葉の位置を直す:輸送でつぶれた葉を広げます。
- 少し離れて確認する:実際にお参りする位置から見てみます。
専門店からのひとこと
造花選びでいちばん多い失敗は、「サイズが合わなかった」です。
写真では大きさの感覚がつかみにくく、届いてから「大きすぎた」「小さすぎた」となることがあります。必ずお仏壇の寸法を測ってからお選びください。
また、花器とセットのものをおすすめしています。花と器の色調が合っているため、置くだけで整った姿になるからです。当店のBUCCCAシリーズも、この考え方で作られています。
よくある質問
造花の仏花を選ぶポイントは何ですか?
素材の質感・色合い・サイズ・花器・手入れのしやすさの5点です。とくに光沢が強すぎないマットな質感を選ぶと、品よく見えます。
造花が安っぽく見えないようにするには?
光沢の強い素材を避け、白・黄・紫を基調にした落ち着いた色合いを選ぶことです。花器とセットになっているものは統一感が出ます。
仏花のサイズはどう選べばよいですか?
お仏壇の高さの3分の1程度が目安です。ミニ仏壇なら10〜15cm、上置き仏壇なら15〜20cm、床置き仏壇なら25〜35cmが目安になります。
花器も一緒に買うべきですか?
花器とセットのものは統一感が出るためおすすめです。すでにお使いの花立がある場合は、その内径に合うかを確認してください。
造花の仏花はいくらぐらいしますか?
品質やサイズによりますが、5,000円台から1万円台が中心です。長く使えるため、生花を買い続けるより費用を抑えられる場合もあります。
造花の素材はどれがよいですか?
マットな質感の布(コットン系)やアーティフィシャルフラワーが、お仏壇に置いたとき品よく見えます。光沢の強いポリエステルは人工的に見えやすくなります。
通販で造花を選ぶときの注意点は?
サイズの明記、花器が付属するか、複数角度の写真があるか、仏壇に置いた写真があるかを確認してください。
造花の仏花はどのくらいで買い替えますか?
目安は3〜5年です。色あせ・型崩れ・ほこりの蓄積が目立ってきたら交換時です。直射日光が当たる場所では早まります。
安っぽく見える造花の特徴は?
光沢が強い、色が原色に近い、茎のワイヤーが透けて見える、花びらの形が均一すぎる、接着剤のあとが見えるものは避けたほうがよいでしょう。
まとめ
造花の仏花は「素材の質感・色合い・サイズ・花器・手入れのしやすさ」の5点で選ぶと失敗しません。とくに質感と色は、仏壇に置いたときの印象を大きく左右します。
この記事の要点をまとめます。
- この順に確認していくと、迷わず選べます。
- お仏壇の高さの3分の1程度
- BUCCCA(ブッカ)シリーズ
- 造花の素材はいくつかあり、見え方が変わります。
- 通販では実物を確認できないため、次の点をチェックしてください。
- 予算とスペースで決めて構いません。
- 色あせ・型崩れ・ほこりの蓄積が目立ってきたら交換時です。
仏花の作法は、地域やご家庭、宗派によって少しずつ異なります。この記事の内容と違っていても、ご家庭に伝わるやり方があれば、それがいちばん正しい形です。迷われたときは、菩提寺やご親族に一声かけてみてください。
なごみ工房では、京都・天保元年(1830年)創業の仏壇仏具専門店として、水替えのいらない造花・プリザーブドフラワーの仏花をご用意しています。品のある色合いとしつらえにこだわり、お仏壇に置くだけで整う花器セットです。お仏壇の大きさに合うサイズが見つからない、色合いを相談したいといった場合も、お気軽にお問い合わせください。→ 仏花(BUCCCA)の一覧を見る





