盆提灯の飾り方と置く場所|盆棚・仏壇前・玄関の正しい配置を写真付きで解説

盆提灯の飾り方と置く場所|盆棚・仏壇前・玄関の正しい配置を写真付きで解説

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箱から出した盆提灯を前に、「これ、どこに、どっち向きで置けばいいの?」と手が止まっていませんか。一対で飾るのか、三本足の向きはどちらか、玄関に出すのはどの提灯か——いざ飾る段になると、案外わからないものです。

しかも、ご家庭の住まいは和室だったり、洋室リビングだったり、玄関の作りもそれぞれ。「うちの場合はどうすれば」が、いちばん知りたいところだと思います。

この記事では、飾り方の基本原則から、置き型・吊り型それぞれの正しい扱い方、そして仏壇前・盆棚・和室・洋室リビング・玄関といった「場所別」の具体手順までを、写真を入れる前提で順を追って解説します。やりがちな失敗や、仏事専門店として店頭でよくお伝えする勘所もまとめました。読み終わるころには、ご自宅にぴったりの飾り方が見えているはずです。

盆提灯の飾り方の基本原則|盆棚・仏壇の前に左右一対

盆提灯は、お盆にご先祖さまや故人の霊が迷わず家へ帰って来られるよう、目印として灯すあかりです。まずは、どんな住まいでも共通する3つの基本原則を押さえておきましょう。

  • 飾る場所は「盆棚(精霊棚)か仏壇の前」が基本
  • 盆棚・仏壇を中心に「左右一対」で対称に置く
  • 絵柄や家紋がある面は「正面(参る人から見える側)」に向ける

盆棚(精霊棚)を組むご家庭では、棚の最上段に位牌をお祀りし、その左右を盛花や霊前灯で整え、棚の両脇に盆提灯を一対そえます。一方、近年は住宅事情から盆棚を組まず、仏壇が盆棚を兼ねるご家庭も多くあります。その場合は仏壇をきれいに整えてお盆のお供えをし、仏壇の前や両わきに提灯を一対飾れば十分とされています。

盆提灯には、床や台に据える「行灯(あんどん)」タイプと、天井や軒から吊るす「提灯」タイプがあります。住まいやスペースに合わせて選べるので、まずは置き型(行灯)の一覧吊り型の一覧で形を見比べてみてください。種類ごとの違いは盆提灯の種類を解説した記事にもまとめています。

基本の配置(真上から見た図) 仏壇 ・ 盆棚 盆提灯 (左) 盆提灯 (右) 左右で高さ・間隔をそろえる 参る人(手前)
仏壇・盆棚を中心に、左右一対で対称に。高さと間隔をそろえると整って見えます。
左右一対で飾った盆提灯 AKASHI
当店オリジナル「AKASHI」を一対で。対称に並べると、静かに整った印象になります。

飾る前に|用意するものと当日の手順

飾りはじめる前に、必要なものと段取りをひととおり確認しておくと、当日に慌てません。まずは手元にそろっているかを確かめましょう。

  • 盆提灯(置き型・吊り型/できれば左右一対)
  • 電源まわり:延長コード、電池(電池式の場合)、コードをまとめる結束バンド
  • お供え:果物、故人の好物、お花、お菓子など
  • 敷物・台:畳や床を保護する敷板、高さを出すための小台
  • 掃除道具:仏壇まわりを清めるための柔らかい布

そろったら、次の順で進めるとスムーズです。「掃除 → 供物 → 提灯 → 点灯確認」の流れを覚えておけば、どの住まいでも応用できます。

  1. 仏壇・盆棚まわりを掃除する:ほこりを払い、供物を置くスペースを確保します。
  2. お供えを整える:果物や故人の好物、お花を先に配置します。提灯を先に置くと、後から動かしにくくなります。
  3. 提灯を組み立てる:火袋を広げ、骨組みを傷めないようゆっくり伸ばします。三本足の向きはこのときに決めます。
  4. 左右対称に据える:仏壇・盆棚を中心に、左右の高さと間隔をそろえて置きます。
  5. 点灯して確認する:少し離れた位置から眺めて、左右のバランスとコードの見え方をチェックします。

お盆の時期や、いつから飾りはじめるかについては盆提灯はいつからいつまで飾る?で地域別の早見表とあわせて解説しています。

一対で飾る意味と数|一対・二対・一つしかない時

盆提灯は「一対(二つで一組)」で飾るのが正式とされています。仏壇や盆棚を挟んで左右に二つ置くと、自然と左右対称が整うためです。対称に整える形は、見た目が落ち着くだけでなく、お迎えの気持ちを丁寧に表す飾り方として古くから親しまれてきました。

提灯が増えたときは「対」のまま増やす

新盆などで親戚から提灯をいただき、数が増えることもあります。その場合は二対、三対と、場所が許す範囲で左右対称になるように並べていきます。「左に二つ・右に一つ」のように崩れるより、対のまま増やすときれいにまとまります。

一つしかない・スペースがない場合

飾る数に厳密な決まりはありません。一つしかない場合や、置く場所が狭い場合は、一つだけでも差し支えないとされています。その際は仏壇や盆棚の脇に一つ添える形がおさまりよく見えます。大切なのは数の多さよりも、心を込めてお迎えする気持ち——という点は、どの専門店でも共通してお伝えする考え方です。

  • 正式には一対(左右二つ)で飾る
  • 提灯が増えたら、対を崩さず左右対称に
  • 一つしかない・狭いときは一つでもよいとされる
  • 数や慣習は地域・家庭によって異なる

置き型(行灯)の正しい置き方|三本足の向き・高さ・電源

床や台に据える置き型の行灯(大内行灯・回転行灯・霊前灯など)には、三本足の台がついているものが多くあります。ここが最も間違えやすいポイントなので、順を追って確認しましょう。

三本足の向き|尖りを先祖側に向けない

三本足の台は、上から見ると三角形に見えます。組み立てるときは、一本の足を手前(参る人側)に向け、残り二本を奥(仏壇・盆棚側)にして据えるのが基本とされています。

言いかえると、台が三角に尖って見える「頂点」を、仏壇やご先祖さま側に向けないということです。尖った頂点を手前に、安定した二本足の辺を奥(仏壇側)に向ける——こう覚えておくと迷いません。提灯の火袋(絵柄の面)は、参る人から見える正面に向けて取り付けます。

三本足の向き(真上から見た図) ○ 正しい向き 奥(仏壇側) 二本の足を奥へ 一本の足を手前へ 手前(参る人側) × 避けたい向き 奥(仏壇側) 尖った頂点が仏壇側 二本の足が手前 手前(参る人側)
台の「尖った頂点」を仏壇側に向けないのが基本。一本足を手前に向けて据えます。

なお、この向きは地域や宗派、ご家庭の慣習によって考え方が異なることもあります。ご先祖代々のやり方が決まっているご家庭では、そちらを優先していただいて構いません。迷ったときは菩提寺やご親族に一声かけると安心です。

高さと置き場所の目安

置き型は、水平で安定した場所に据えるのが大前提です。畳の上、棚板の上、サイドボードの上など、ぐらつかない平らな面を選びます。大内行灯のような背の高いタイプは床置き、小ぶりな霊前灯は仏壇のすぐ脇や供物台の上、といった具合に、高さに合わせて置き場所を変えると全体のバランスが取れます。

電源の取り回し|コードを安全に隠す

電源には大きく分けて、電気コード式電池式充電コードレスLED式があります。コード式を使う場合は、次の点に気を配ると安心です。

  • コードを通路や扉の開閉位置に横切らせない(つまずき・断線防止)
  • コンセントやプラグにホコリをためない(トラッキング火災の予防)
  • コードは提灯の後ろを通して目立たせず、たるみは束ねてまとめる
  • 畳の縁や家具の脚でコードを踏まないようにする

火を使うろうそく式は、その場を離れるときに必ず消すのが鉄則です。長時間つけておきたい方や、小さなお子さま・ペットがいるご家庭には、熱を持ちにくいLED・電池式が安心とされています。なお、回転行灯のなかには電球の熱気流で回る仕組みのものがあり、LEDに替えると回らなくなる場合があるため、買い替えの際は点灯方式を確認しておくとよいでしょう。

吊り型(提灯)の吊るし方|御所提灯・住吉提灯

天井や鴨居から吊るす提灯(御所提灯・住吉提灯・御殿丸など)は、左右一対で高さをそろえて吊るすのが基本です。仏壇や盆棚を挟んで、ほぼ同じ高さ・同じ間隔になるよう左右に下げると、すっきり整います。

吊るすときは、次の順で進めると失敗がありません。

  1. 吊り元を決める:鴨居・長押(なげし)・天井のフックなど、確実に荷重を支えられる場所を選びます。
  2. 左右の高さをそろえる:メジャーで床からの寸法を測って合わせると、目分量より正確に整います。
  3. 頭が当たらない高さにする:人の動線にかかる場合は、少し高めに調整します。
  4. 壁や布から離す:火袋がカーテン・障子・壁紙に触れないよう、壁から少し離して吊るします。
  5. 点灯して最終確認:離れた位置から、左右の高さとコードの垂れ方を確認します。

賃貸やマンションで鴨居がない、天井に穴を開けたくない、という場合は無理に吊るさず、後述の「場所別」や「玄関の工夫」で紹介する突っ張り棒やスタンドを使う方法が役立ちます。

置き場所に合うサイズの選び方

「置いてみたら大きすぎた」は、盆提灯でいちばん多い失敗です。飾る場所が決まっているなら、先に置ける幅と高さを測っておくと迷いません。目安は次のとおりです。

  • 床に置く(和室・広めのリビング):高さ80〜100cm前後の大内行灯クラス。存在感があり、一対で飾ると格調が出ます。
  • 棚・サイドボードの上:高さ30〜50cm前後の小ぶりな行灯や霊前灯。仏壇の脇にも収まります。
  • 仏壇のすぐ横・供物台の上:高さ25cm前後のミニサイズ。省スペースでも一対で飾れます。

一対で飾る場合は、提灯の直径×2+間隔のぶんだけ横幅が必要になります。仏壇の幅より外にはみ出さない大きさを選ぶと、全体がすっきりまとまります。サイズ別の選び方は失敗しない盆提灯の選び方でも解説しています。

置き型・吊り型どちらでも使える盆提灯 AGASATO
「AGASATO」は置き型・吊り型の2WAY。住まいに合わせて飾り方を選べます。

【場所別】仏壇前・盆棚・和室・洋室リビング・玄関の飾り方

ここからは、ご家庭の住環境ごとに、具体的な飾り方の手順を見ていきます。当てはまる場所から読んでいただいて構いません。

仏壇前で飾る場合

盆棚を組まないご家庭で最も多いのが、この形です。仏壇をきれいに掃除し、お盆のお供え(果物・故人の好物など)を整えたら、仏壇の真ん前か、扉の両わきに提灯を一対据えます。背の高い大内行灯なら仏壇の左右の床へ、小ぶりな霊前灯なら仏壇内や供物台の脇へ。仏壇前は線香やろうそくの火が近いので、火袋が火元に近づきすぎないよう間隔をとってください。

盆棚(精霊棚)を組む場合

正式に盆棚を設ける場合は、棚の最上段に位牌、中段にお供え、まこも(真菰)のござを敷き、精霊馬(きゅうりの馬・なすの牛)などを並べます。盆提灯は棚の左右の脇に一対そえるのが基本です。棚が大きいときは、棚をはさんで床に大内行灯を一対、棚上に小型の霊前灯、と大小を組み合わせると立体感が出ます。

和室で飾る場合

和室は最も飾りやすい空間です。床の間がある場合は床の間に盆棚を設えるか、仏壇前を中心に据えます。畳の上に直接、大内行灯を一対置けば、それだけで落ち着いたお盆の設えになります。障子やふすまが近いので、燃えやすい建具から火袋を離す点だけ気をつけましょう。

洋室リビングで飾る場合

仏壇がリビングにあるご家庭や、和室がないご家庭でも、盆提灯は問題なく飾れます。サイドボード・キャビネット・棚の上に小ぶりな提灯を一対置けば、洋室にもなじむお盆の設えになります。フローリングやカーペットに直接置いても差し支えありません。家具の上に置くときは、ぐらつきと、テレビ・観葉植物など熱や水に弱いものとの距離に注意してください。場所をとらないミニ盆提灯や、モダンなデザイナーズ提灯は、洋室との相性がよい選択肢です。

洋室にもなじむコンパクトな盆提灯 TSUDOI
小~中型のお仏壇に合わせた「TSUDOI」。サイドボードの上にも置ける大きさです。

洋室に和の行灯がなじまない、という場合は、現代の住まいに合わせてデザインされた盆提灯という選択肢もあります。あかりの色や素材がインテリアに溶け込むため、リビングに置いても浮きません。

洋室にもなじむモダンな盆提灯 BONTOU Lantern
リビングにもなじむモダンな盆提灯「BONTOU Lantern」。場所を選ばず灯せます。

コンパクトな住まいや、仏壇まわりのスペースが限られる場合の選び方はマンション・賃貸の盆提灯選びもあわせてご覧ください。

玄関で飾る場合

玄関は、おもに新盆の白提灯を飾る場所です(次の章でくわしく解説します)。絵柄の盆提灯を玄関に置く必要は必ずしもありませんが、お客さまをお迎えする意味で下駄箱の上に一つ添えるご家庭もあります。玄関は人の出入りで風が起きやすいので、ろうそく式は避け、LED・電池式を選ぶと安心です。マンション・賃貸での具体的な工夫は、マンション・賃貸の盆提灯の記事にまとめています。

新盆の白提灯はどこに飾る|玄関・軒先・窓際

新盆に飾る白紋天(白提灯)
新盆の年だけ飾る白提灯(白紋天)。玄関や軒先に吊って、故人をお迎えします。

故人を初めてお迎えする新盆(初盆)の年だけは、絵柄の盆提灯とは別に、無地の白提灯(白紋天)を一つ用意するのが習わしとされています。これは、故人の霊が初めて家に帰る際の目印で、玄関先・軒先・縁側など「外から見える場所」に吊るすのが昔ながらの形です。

ただし近年は、防犯上の心配や、軒先・縁側のないマンションが増えたことから、室内の窓際(外から見える位置)に下げたり、仏壇の前に飾ったりするご家庭も多くなっています。室内に置けるスタンド型の白提灯もあり、無理に外へ出さなくても差し支えないとされています。

  • 昔ながらの形:玄関先・軒先・縁側に吊るす
  • マンション・防犯重視:室内の窓際(外から見える場所)に
  • 軒のない住まい:仏壇の前にスタンド型を置く

白提灯は新盆の年だけ飾り、初盆を終えたあとに処分するのが一般的です。火を灯すタイプでも、安全のため火はつけず「飾るだけ」で迎え火に代えるご家庭も多くあります。処分の手順は新盆で使った白提灯の処分・片付けの記事に、飾る時期の全体像は盆提灯はいつからいつまで飾るかの記事にまとめています。

玄関に壁を傷つけずに白提灯を飾る工夫

「玄関に白提灯を吊るしたいけれど、賃貸なので壁に穴を開けられない」——これは店頭でも本当によくいただくご相談です。次のような方法で、壁を傷つけずに飾れます。

  • 突っ張り棒・フックスタンドに吊るす(玄関の幅に渡す/自立式を置く)
  • 賃貸対応のはがせる粘着フックを使う(重さに対応した耐荷重のものを選ぶ)
  • そもそも吊るさず、下駄箱の上や玄関の床に置き型を据える
  • 玄関が難しければ、無理せず室内の窓際に置く・下げる

やりがちな間違い・タブー

店頭でのご相談から、つまずきやすいポイントを集めました。当てはまっていないか、最後のチェックにお使いください。

  • 三本足の頂点を仏壇側に向けてしまう……尖った頂点は手前、二本足の辺を奥(仏壇側)に。
  • 絵柄の面を壁側に向けてしまう……絵柄・家紋の面は参る人から見える正面に。
  • 左右の高さ・大きさがそろっていない……一対は同じ高さ・同じ種類でそろえると整う。
  • 火袋がカーテン・障子・壁紙に触れている……燃えやすいものから離す。とくにろうそく式は要注意。
  • コンセントにホコリがたまったまま長期間使う……差しっぱなしのホコリは火災の原因に。
  • 白提灯を翌年も使い回す……白提灯は新盆の年だけ。翌年からは絵柄の盆提灯を飾る。

宗派による違い|浄土真宗の場合

飾り方は宗派による大きな違いは少ないとされますが、ひとつ注意点があります。浄土真宗では、亡くなった方は浄土ですぐに仏となるとされ、お盆に霊が帰ってくるという考え方をとりません。そのため、盆棚・精霊馬・新盆の白提灯などは基本的に飾らないとされています。お盆(歓喜会=かんぎえ)には、普段のお仏壇をきれいに整え、その前や脇に提灯を灯してご縁に感謝する——という形が一般的です。ご自身の宗派が不安な場合は、菩提寺やご親族に確認されると確実です。宗派ごとの考え方は盆提灯の贈り方・のしの記事でもふれています。

飾り終えたあとは|片付けと保管

お盆が明けたら、提灯は湿気を避けて保管します。火袋は型崩れとカビが大敵なので、風通しのよい場所で完全に乾かしてからしまうのが基本です。

  1. ほこりを払う:柔らかい筆や乾いた布で、火袋の表面をやさしく払います。水拭きは避けます。
  2. 完全に乾かす:湿気が残ったまましまうとカビの原因になります。半日ほど陰干しします。
  3. 火袋をたたむ:骨を折らないよう、ゆっくりと元の形にたたみます。
  4. 乾燥剤とともに箱へ:購入時の箱に戻し、乾燥剤を入れて直射日光と高温多湿を避けて保管します。

くわしい手順は盆提灯の保管・お手入れ方法で解説しています。新盆の白提灯はその年限りで納めるため、初盆で使った盆提灯の処分方法もあわせてご確認ください。

よくある質問

盆提灯は一つだけでも大丈夫ですか?

はい、差し支えありません。正式には一対(二つ)が基本ですが、置く場所が狭い、提灯が一つしかないといった場合は、一つだけでもよいとされています。その際は仏壇や盆棚の脇に添える形がおさまりよく見えます。

三本足の向きはどちらが正しいですか?

三本足の台は、尖って見える頂点を手前(参る人側)に、安定した二本足の辺を奥(仏壇・盆棚側)に向けるのが基本とされています。尖った頂点を先祖側に向けないよう注意してください。

マンションや洋室でも飾れますか?

はい、問題なく飾れます。サイドボードや棚の上に小ぶりな提灯を一対置けば、洋室にもなじみます。フローリングやカーペットに直接置いても構いません。火を使わないLED・電池式なら、お子さまやペットがいても安心です。

新盆の白提灯は毎年使えますか?

いいえ。白提灯(白紋天)は新盆(初盆)の年だけ飾り、その後は処分するのが一般的です。翌年からは、絵柄の入った盆提灯を毎年くり返し使います。

盆提灯はいつ片付ければよいですか?

送り盆(一般に8月16日・17日頃、地域により7月)が終わってからの片付けが目安です。絵柄の提灯は防虫剤とともに箱に戻して保管し、翌年も使います。火袋が絹のものは虫食いに弱いので、しょうのうなどを入れておくと安心です。

盆提灯に必ず火を灯さないといけませんか?

必ずしも灯す必要はありません。安全を優先し、火は灯さず「飾るだけ」とするご家庭も多くあります。灯したい場合は、熱を持ちにくく消し忘れの心配が少ないLED・電池式が安心です。

住まいに合わせて、迷わず心地よくお迎えを

飾り方の核心は、つまるところ「盆棚・仏壇の前に左右一対」「三本足の頂点は仏壇側に向けない」「新盆の白提灯は玄関・軒先・窓際へ」の三点です。あとは、仏壇前・和室・洋室リビング・玄関と、ご自宅の場所に合わせて当てはめるだけ。

数や向き、宗派の細かな慣習は地域や家庭で異なります。形式にとらわれすぎず、無理のない形で温かなあかりをともしてください。どの提灯が住まいに合うか迷ったら、盆提灯の商品一覧から実際の大きさや形を見比べてみてください。なごみ工房は仏事専門店として、住まいに合った一台選びのご相談もお受けしています。

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お盆のあと、次のお参りの支度に

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監修者
仏事コーディネーター
川辺 一寛
京都生まれ、京都育ち、半世紀以上の歳月をこの地で過ごし、株式会社若林佛具製作所では四半世紀以上にわたって様々な業務に携わってきました。仏事コーディネーターおよび京仏マスターソムリエの資格を持っており、特に、寺院用の仏具を扱う寺院担当として、全国各地を回る貴重な経験を積んできました。そして今、『なごみ工房』の開設にあたり、これまでに学んだことを基に、様々な方々に対応し、新たな出会いを楽しみにしています。