花屋の店先に並ぶ仏花の束

仏花の値段相場|スーパー・花屋・通販の違いと選び方

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仏花の相場は、スーパーで1束400〜800円、花屋で1束1,000〜2,000円が目安です。造花・プリザーブドは5,000円台からで、長期的には生花より費用を抑えられる場合もあります。

この記事では、購入先別の相場年間の費用を比べると価格だけで選ばないといった点を、京都で天保元年(1830年)から仏具を扱ってきた専門店の視点で解説します。店頭で実際によくいただくご質問10問にもお答えしていますので、気になるところからお読みください。

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花屋の店先に並ぶ仏花の束

購入先別の相場

手軽さと品質のバランスで選んでください。

購入先 1束の相場 特徴
スーパー 400〜800円 手軽。仏花用の束で売られている
花屋 1,000〜2,000円 品質と鮮度がよい。相談できる
通販(生花) 1,500〜3,000円 定期便もある
通販(造花・プリザーブド) 5,000〜12,000円 一度きりの購入で長く使える

年間の費用を比べると

生花を一対、週1回替えると、年間で約4〜8万円になります。

  1. 生花(週1回・一対):1回800〜1,500円 × 52週 = 約4〜8万円/年
  2. 造花・プリザーブド:5,000〜12,000円で1〜3年 = 年あたり数千円

価格だけで選ばない

大切なのは、無理なく続けられることです。生花には生花の、造花には造花のよさがあります。ご家庭の状況に合った方法をお選びください。

さらにくわしく

生花が高くなる時期

需要が集中する時期は、価格が1.5〜2倍になることもあります。

時期 価格の傾向 理由
お盆(7月・8月) 高い 需要が集中
お彼岸(3月・9月) 高い 同上
年末年始 高い 正月需要と重なる
梅雨〜盛夏 やや高い 流通量が減る
それ以外 通常

お盆やお彼岸の直前は品薄にもなります。早めのご準備がおすすめです。

費用を抑える工夫

供養の心を保ちながら、負担を減らす方法もあります。

  1. 本数を減らす:3本でも十分です。無理に5本7本にする必要はありません。
  2. 一対でなく一つにする:片側だけでも差し支えありません。
  3. 花もちのよい花を選ぶ:菊を中心にすると、買い替えの頻度が下がります。
  4. 造花・プリザーブドを併用する:普段は造花、法要のときだけ生花という方法も。

長い目で見たときの費用

10年で比べると、差はさらに大きくなります。

方法 10年間の概算
生花(週1回・一対) 約40〜80万円
生花(月2回・一つ) 約10〜20万円
造花・プリザーブド(3年ごとに交換) 約2〜4万円

ただし金額の多寡が供養の心と比例するわけではありません。無理なく続けられる方法をお選びください。

購入先ごとの向き不向き

それぞれに利点があります。

購入先 向いている場面
スーパー 日常のお供え。手軽に済ませたいとき
花屋 法要など、きちんとしたい場面
通販(生花) 定期的に届けてほしいとき
仏具店・通販(造花) 長く使えるものを探すとき

定期便という選択

近年は、仏花の定期便サービスもあります。決まった間隔で生花が届くため、買いに行く手間が省けます。

ただし水替えは必要です。届いた花を枯らしてしまうようであれば、造花のほうが合っているかもしれません。

料金は月2回で3,000〜6,000円程度が目安です。

仏花 BUCCCAシリーズ「フラワーボックス」
当店の仏花「フラワーボックス」(¥6,980)。水替えのいらない、花器つきの仏花です。

専門店からのひとこと

お花の費用について、お客さまから遠慮がちにご相談いただくことがあります。

はっきり申し上げますが、金額と供養の心は比例しません。高価な花を無理して供えるより、続けられる範囲で日々手を合わせるほうが、はるかに意味のあることだと考えています。

ご負担が大きいと感じられるなら、本数を減らす、一つだけにする、造花にする——どれも立派な選択です。

よくある質問

仏花の相場はいくらですか?

スーパーで1束400〜800円、花屋で1,000〜2,000円が目安です。造花・プリザーブドは5,000円台からになります。

スーパーの仏花でもよいですか?

差し支えありません。仏花用に組まれた束が売られており、手軽に入手できます。

生花と造花はどちらが安いですか?

一度の購入額は造花のほうが高くなりますが、生花を週1回替えると年間4〜8万円かかるため、長期的には造花のほうが抑えられる場合があります。

仏花の定期便はありますか?

通販では生花の定期便を扱う店もあります。買いに行く手間が省ける一方、水替えは必要です。

高い仏花のほうがよいのですか?

価格の高さが供養の心と比例するわけではありません。無理なく続けられる方法をお選びください。

仏花が高くなる時期はいつですか?

お盆(7月・8月)、お彼岸(3月・9月)、年末年始は需要が集中するため価格が1.5〜2倍になることもあります。品薄にもなるため早めの準備がおすすめです。

仏花の費用を抑えるには?

本数を3本に減らす、一対でなく一つにする、花もちのよい菊を中心にする、造花と併用するといった方法があります。

10年でどのくらいの差になりますか?

生花を週1回一対で替えると約40〜80万円、造花を3年ごとに交換すると約2〜4万円が概算です。ただし金額と供養の心は比例しません。

仏花はまとめ買いすると得ですか?

生花は日持ちの関係でまとめ買いに向きません。造花やプリザーブドフラワーなら一度の購入で長く使えるため、結果的に費用を抑えられます。

仏花の定期便はどうですか?

買いに行く手間が省ける利点があります。料金は月2回で3,000〜6,000円程度が目安ですが、水替えは必要なため、枯らしがちな方には造花のほうが合うこともあります。

まとめ

仏花の相場は、スーパーで1束400〜800円、花屋で1束1,000〜2,000円が目安です。造花・プリザーブドは5,000円台からで、長期的には生花より費用を抑えられる場合もあります。

この記事の要点をまとめます。

  • 手軽さと品質のバランスで選んでください。
  • 生花を一対、週1回替えると、年間で約4〜8万円になります。
  • 大切なのは、無理なく続けられることです。
  • 需要が集中する時期は、価格が1.5〜2倍になることもあります。
  • 供養の心を保ちながら、負担を減らす方法もあります。
  • 10年で比べると、差はさらに大きくなります。
  • それぞれに利点があります。

仏花の作法は、地域やご家庭、宗派によって少しずつ異なります。この記事の内容と違っていても、ご家庭に伝わるやり方があれば、それがいちばん正しい形です。迷われたときは、菩提寺やご親族に一声かけてみてください。

なごみ工房では、京都・天保元年(1830年)創業の仏壇仏具専門店として、水替えのいらない造花・プリザーブドフラワーの仏花をご用意しています。品のある色合いとしつらえにこだわり、お仏壇に置くだけで整う花器セットです。お仏壇の大きさに合うサイズが見つからない、色合いを相談したいといった場合も、お気軽にお問い合わせください。→ 仏花(BUCCCA)の一覧を見る

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監修者
仏事コーディネーター
川辺 一寛
京都生まれ、京都育ち、半世紀以上の歳月をこの地で過ごし、株式会社若林佛具製作所では四半世紀以上にわたって様々な業務に携わってきました。仏事コーディネーターおよび京仏マスターソムリエの資格を持っており、特に、寺院用の仏具を扱う寺院担当として、全国各地を回る貴重な経験を積んできました。そして今、『なごみ工房』の開設にあたり、これまでに学んだことを基に、様々な方々に対応し、新たな出会いを楽しみにしています。