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お盆の仏花は、盆入り(13日)までに供え、送り盆(16日)まで飾るのが一般的です。初盆の年は白を基調にまとめると丁寧です。
この記事では、いつ供えて、いつまで飾るか、初盆(新盆)の場合、夏場の花もち対策といった点を、京都で天保元年(1830年)から仏具を扱ってきた専門店の視点で解説します。店頭で実際によくいただくご質問9問にもお答えしていますので、気になるところからお読みください。
あわせて読みたい:お彼岸の仏花|春と秋で違いはある?選び方と供える期間/仏花を長持ちさせる方法|水替え・切り戻し・置き場所のコツ/仏壇に造花はダメ?宗派の考え方と選んでよい場合の基準
いつ供えて、いつまで飾るか
お盆の数日前に用意し、13日の朝までには供えておくと安心です。
- 〜12日:仏壇を掃除し、花を用意します。
- 13日(迎え盆):この日までに供えます。
- 13〜16日:お盆の期間中、飾り続けます。
- 16日(送り盆)以降:傷んでいれば下げ、そうでなければ枯れるまで飾って構いません。
初盆(新盆)の場合
初盆の年は、白を基調にまとめるのが丁寧とされています。白菊や白いトルコキキョウなどが選ばれます。
ただし厳密な決まりではなく、地域やご家庭によって考え方が異なります。
夏場の花もち対策
お盆は一年でもっとも花が傷みやすい時期です。次の工夫で長持ちします。
- 毎日水を替える(夏場は朝夕2回が理想)
- 茎の先を斜めに切り戻す
- 直射日光とエアコンの風を避ける
- 延命剤を使う
傷みが気になるなら造花も
帰省や来客で忙しい時期でもあります。枯れた花のままにするより、造花やプリザーブドフラワーで整えておくという選択も現実的です。
さらにくわしく
お盆の花に決まった種類はある?
お盆だからこの花、という決まりはありません。ただし伝統的には、次のような花が好まれてきました。
- ほおずき:提灯に見立てられ、盆飾りの定番
- みそはぎ:「禊萩」と書き、水を注ぐ儀式に用いられる
- 菊:通年の定番。夏でも比較的もちがよい
- けいとう:夏から秋に出回り、盆花としてよく使われる
地域によっては、山や庭で摘んだ花を供える習わしもあります。
盆棚(精霊棚)を組む場合
盆棚を設けるご家庭では、その両脇にも花を供えます。お仏壇の花とは別に用意することになります。
お盆の飾りつけ全体についてはお盆に必要な「盆飾り」でくわしく解説しています。
お墓参りの花もあわせて
お盆はお墓参りの時期でもあります。お仏壇用とお墓用で、あわせて用意する必要があります。
- お仏壇用:一対(2束)。期間中は飾り続けます。
- お墓用:一対(2束)。お参りのあとは持ち帰るのが近年のマナーです。
お墓参りの花についてはお墓参りの仏花もご覧ください。
帰省先へ持参する場合
ご実家へ帰省する際、手土産として仏花やお線香を持参する方もいらっしゃいます。
その場合は掛け紙をかけ、表書きは「御供」とするのが一般的です。生花は移動中に傷むことがあるため、プリザーブドフラワーや造花を選ばれる方も増えています。→ 仏花を贈るときのマナー
お盆の準備スケジュール
お盆は準備するものが多いため、逆算して動くと慌てません。
- 7月下旬〜8月初旬:仏壇を掃除し、必要な品を確認します。
- 8月10日ごろまで:花や盆提灯、お供えを手配します。
- 8月12日:盆棚を組み、花を供えます。
- 8月13日:迎え火を焚き、お迎えします。
- 8月16日:送り火を焚き、お見送りします。
7月盆の地域は、それぞれ1か月前倒しでお考えください。
お盆前は花が品薄になる
お盆の直前は、仏花が売り切れることがあります。価格も通常の1.5〜2倍になることが珍しくありません。
確実に用意したい場合は、お盆の1週間前までに手配されることをおすすめします。通販の場合はさらに早めに。
造花やプリザーブドフラワーであれば、時期を問わず落ち着いて選べるという利点もあります。
専門店からのひとこと
お盆は、一年でもっともお問い合わせが増える時期です。とくに初盆を迎えられるご家庭からは、「何を用意すればいいのか分からない」というご相談を多くいただきます。
そうしたとき私たちがお伝えするのは、「全部そろえなくても大丈夫です」ということです。お花とお線香、そして手を合わせる時間があれば、それで十分お迎えできます。
足りないものは、来年また少しずつ整えていけばよいのです。
よくある質問
お盆の仏花はいつ供えますか?
盆入りの13日の朝までに供えるのが一般的です。数日前に用意し、仏壇を掃除してから飾るとよいでしょう。
お盆の仏花はいつまで飾りますか?
送り盆の16日までは飾ります。それ以降は、傷んでいなければ枯れるまで飾って差し支えありません。
初盆の仏花は白でないといけませんか?
白を基調にまとめるのが丁寧とされますが、厳密な決まりではありません。地域やご家庭の慣習に合わせてください。
夏場に花を長持ちさせるには?
毎日(できれば朝夕2回)水を替え、茎を斜めに切り戻します。直射日光とエアコンの風を避けることも大切です。
お盆に造花を供えてもよいですか?
差し支えありません。夏場は花が傷みやすいため、枯れたままにするより造花で整えておくほうが望ましいという考え方もあります。
お盆に決まった花はありますか?
決まりはありませんが、ほおずき、みそはぎ、菊、けいとうなどが伝統的に好まれてきました。
盆棚にも花を供えますか?
盆棚を設けるご家庭では、その両脇にも花を供えます。お仏壇の花とは別に用意することになります。
帰省先へ仏花を持参してもよいですか?
はい。掛け紙をかけ、表書きは「御供」とするのが一般的です。移動中の傷みを避けるため、プリザーブドフラワーを選ばれる方も増えています。
お盆の仏花はいつ手配すればよいですか?
お盆の直前は品薄になり価格も1.5〜2倍になるため、1週間前までの手配をおすすめします。通販の場合はさらに早めが安心です。
まとめ
お盆の仏花は、盆入り(13日)までに供え、送り盆(16日)まで飾るのが一般的です。初盆の年は白を基調にまとめると丁寧です。
この記事の要点をまとめます。
- お盆の数日前に用意し、13日の朝までには供えておくと安心です。
- 初盆の年は、白を基調にまとめるのが丁寧とされています。
- 次の工夫で長持ちします。
- 枯れた花のままにするより、造花やプリザーブドフラワーで整えておく
- お盆だからこの花、という決まりはありません。
- 盆棚を設けるご家庭では、その両脇にも花を供えます。
- お盆はお墓参りの時期でもあります。
仏花の作法は、地域やご家庭、宗派によって少しずつ異なります。この記事の内容と違っていても、ご家庭に伝わるやり方があれば、それがいちばん正しい形です。迷われたときは、菩提寺やご親族に一声かけてみてください。
なごみ工房では、京都・天保元年(1830年)創業の仏壇仏具専門店として、水替えのいらない造花・プリザーブドフラワーの仏花をご用意しています。品のある色合いとしつらえにこだわり、お仏壇に置くだけで整う花器セットです。お仏壇の大きさに合うサイズが見つからない、色合いを相談したいといった場合も、お気軽にお問い合わせください。→ 仏花(BUCCCA)の一覧を見る





