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月命日に必ず花を替えなければならない決まりはありません。ただし節目として新しくするご家庭は多く、命日(祥月命日)には整えるのが丁寧とされています。
この記事では、命日と月命日の違い、替えるタイミングの目安、故人が好きだった花を供えてもよいといった点を、京都で天保元年(1830年)から仏具を扱ってきた専門店の視点で解説します。店頭で実際によくいただくご質問10問にもお答えしていますので、気になるところからお読みください。
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命日と月命日の違い
「命日(祥月命日)」は年に一度、「月命日」は毎月訪れます。
| 呼び方 | 時期 | 仏花の扱い |
|---|---|---|
| 祥月命日 | 年に一度(亡くなった月日) | 新しく整えるのが丁寧 |
| 月命日 | 毎月(亡くなった日と同じ日) | 替えても、そのままでも可 |
替えるタイミングの目安
花が傷んできたら替える、が基本です。日付にこだわりすぎる必要はありません。
- 花が傷んだら:いちばん自然なタイミングです。
- 月命日に合わせて:節目として新しくするご家庭も多くあります。
- お盆・お彼岸の前に:行事の前は整えておくと丁寧です。
故人が好きだった花を供えてもよい
四十九日を過ぎていれば、故人が好きだった花を供えて差し支えありません。命日は故人を偲ぶ日ですから、思い出の花を選ぶのもよいでしょう。
さらにくわしく
祥月命日にすること
年に一度の祥月命日は、少し丁寧に整えるご家庭が多くあります。
- お仏壇を掃除する:ほこりを払い、仏具を拭きます。
- 新しい花を供える:故人が好きだった花を選ぶのもよいでしょう。
- 好物をお供えする:生前好まれたものを。
- お線香をあげる:灯明を灯して手を合わせます。
- できればお墓参りへ:難しければお仏壇の前で構いません。
月命日の考え方
月命日は、日々の暮らしの中で故人を思い出す日と考えれば十分です。
毎月必ず花を替えなければならない決まりはありません。忙しい月は手を合わせるだけでも構いません。
年忌法要のときは
一周忌・三回忌などの年忌法要では、いつもより丁寧に整えます。
| 法要 | 時期 | 花の目安 |
|---|---|---|
| 四十九日 | 亡くなって49日目 | 白を基調に |
| 一周忌 | 満1年 | 白・黄・紫の基本3色 |
| 三回忌 | 満2年 | 基本3色〜色を加えても可 |
| 七回忌以降 | 満6年〜 | 故人の好きだった色も |
造花なら替え忘れの心配がない
月命日ごとに替えるのが負担という声も多くいただきます。造花やプリザーブドフラワーであれば、交換 の頻度を気にせず、いつも整った姿を保てます。
命日だけ生花を添えるという使い分けをされているご家庭もあります。
命日を忘れないための工夫
月命日は毎月訪れるため、うっかり過ぎてしまうこともあります。
- スマートフォンのカレンダーに毎月の繰り返し予定として登録する
- 過去帳に記入しておく
- 月初にまとめて仏花を用意しておく
- 家族で共有カレンダーに入れておく
忘れてしまっても、気づいたときに手を合わせれば十分です。
複数のご先祖がいる場合
ご先祖が複数いらっしゃると、月命日が毎月何度も訪れることになります。
その場合、すべての月命日で花を替える必要はありません。お盆・お彼岸・祥月命日といった節目に整え、日常は無理のない頻度で構いません。
過去帳をお使いのご家庭では、その日にあたる方のページを開いてお参りするという方法もあります。
専門店からのひとこと
「毎月きちんとできていない」と気に病まれる方が多くいらっしゃいます。
ですが、月命日に必ず何かをしなければならないという決まりは、本来ありません。手を合わせて名前を呼ぶ、それだけでも立派な供養です。
お花を替えられない月があってもよいのです。続けられる形を見つけることのほうが、ずっと大切だと考えています。
よくある質問
月命日に仏花を替えないといけませんか?
必ず替えなければならない決まりはありません。花が傷んできたら替える、が基本です。
命日と月命日の違いは何ですか?
命日(祥月命日)は亡くなった月日と同じ日で年に一度、月命日は亡くなった日と同じ日で毎月訪れます。
命日に故人が好きだった花を供えてもよいですか?
四十九日を過ぎていれば差し支えありません。命日は故人を偲ぶ日ですから、思い出の花を選ぶのもよいでしょう。
造花の場合はいつ替えますか?
色あせや傷みが目立ってきたら替えます。1〜3年ほど使えるものが多く、節目に合わせて新しくされる方もいます。
仏花を替える頻度の目安は?
生花なら夏場で3〜5日、それ以外の季節で1週間から10日ほどが目安です。
祥月命日には何をしますか?
お仏壇を掃除し、新しい花と好物をお供えして、お線香をあげます。できればお墓参りにも行きますが、難しければお仏壇の前で手を合わせるだけでも構いません。
年忌法要の花はどうしますか?
四十九日は白を基調に、一周忌は白・黄・紫の基本3色、七回忌以降は故人の好きだった色を取り入れても差し支えありません。
毎月替えるのが負担です。
造花やプリザーブドフラワーであれば替える頻度を気にせずに済みます。命日だけ生花を添えるという使い分けもおすすめです。
命日にお墓参りへ行けません。
お仏壇の前で手を合わせるだけで十分です。遠方にお住まいの方も多く、行ける範囲でお参りされれば問題ありません。
ご先祖が多く月命日が何度もあります。
すべての月命日で花を替える必要はありません。お盆・お彼岸・祥月命日といった節目に整え、日常は無理のない頻度で構いません。
まとめ
月命日に必ず花を替えなければならない決まりはありません。ただし節目として新しくするご家庭は多く、命日(祥月命日)には整えるのが丁寧とされています。
この記事の要点をまとめます。
- 「命日(祥月命日)」は年に一度、「月命日」は毎月訪れます。
- 花が傷んできたら替える、が基本です。
- 四十九日を過ぎていれば、故人が好きだった花を供えて差し支えありません。
- 年に一度の祥月命日は、少し丁寧に整えるご家庭が多くあります。
- 月命日は、日々の暮らしの中で故人を思い出す日と考えれば十分です。
- 一周忌・三回忌などの年忌法要では、いつもより丁寧に整えます。
- 月命日ごとに替えるのが負担という声も多くいただきます。
仏花の作法は、地域やご家庭、宗派によって少しずつ異なります。この記事の内容と違っていても、ご家庭に伝わるやり方があれば、それがいちばん正しい形です。迷われたときは、菩提寺やご親族に一声かけてみてください。
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